意外とカンタン!出産祝いのマナー のし・祝儀袋の書き方

親しい人の出産のお知らせを聞いたら、「出産祝いを贈りたい」と思いますよね。
最近は祝儀袋やプレゼントの包装のバリエーションが豊富になり、出産祝いのスタイルはとても自由になってきています。
基本的には、贈った相手が喜んでくれればあまり贈り方の形式にこだわらなくても大丈夫!

でも、伝統的なやり方にのっとって出産祝いを贈りたい場合もありますよね。

祝儀袋やのし紙のマナーは、細かい決まりごとが多くて混乱しがち…。「その都度ネットで調べている」という人も多いようです。

そこで、知っておくと助かる出産祝いのマナーについてまとめてみました。

 

水引の違いに注意! 出産祝いのマナー ~現金編~

 

まずは、現金でお祝いを渡す場合の祝儀袋(のし袋)に関するマナーをみていきましょう。

友人に現金のお祝いを渡すケースは少ないかもしれませんが、親族にお祝いを渡すときなどに参考にしてくださいね。

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★表書き★

表書きは祝儀袋に書いてあることもありますが、自分で書く場合は濃い筆ペンなどを使います。薄墨は弔事の際に使うものなので気をつけて。「御祝」、「御出産祝/ご出産祝(い)」、「御出産御祝/ご出産お祝(い)」などと書くのが一般的です。

 

★送り主名★

表書きの下の部分には、送り主名を書きます。表書きよりやや小さめに書きましょう。

 

★水引(みずひき)★

「水引」というのは、封筒や贈答品などに飾りとしてつけるひものこと。最近は自分でひもを結ぶケースはまれで、祝儀袋にあらかじめ水引がついているか、水引のイラストをプリントしてある場合がほとんどです。

水引は結び方や色、ひもの本数などたくさんのバリエーションがあるので、特にわかりづらいですね…。でも、お祝い事(慶事)用の水引の結び方は大きく分けて2種類! とにかくこの2つの違いを理解しておけば、大きな失敗はしないはず。

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【蝶結び】

結び直すことができるため、“何度あってもおめでたい”お祝い事に使われます。出産祝い、七五三祝いなど子ども関連のお祝い事は蝶結びを使うことが多いですね。出産祝いの場合、ひもの色は紅白で5本1組になっているものを使うのが一般的です。

【結び切り】

結び直すことができないため、“繰り返さないほうがいい”お祝い事(結婚祝い、入院後の快気祝いなど)に使われます。結婚祝いによく使われる「鮑(あわび/あわじ)結び」も結び切りの一種です。

まずは「出産祝いは、結び直せる蝶結び!」と覚えておきましょう。

 

★中袋の書き方★

中袋の表側には包んだ金額を書き、裏側に郵便番号・住所・氏名を書きます。封筒にあらかじめ記入欄が設けてある場合は、そこに記入すれば大丈夫ですよ。

金額については、旧字体(大字・だいじ)で書く風習が残っています。あえて複雑な書き方をするのには、「数字を書き換えられないようにする」という理由があるんだそうです。でも、旧字体って普段使うことがないので「どう書くんだっけ?」と忘れてしまいますよね…。比較的よく使う漢数字をご紹介しておきます。

【よく使う漢数字(旧字体)】

・1万円:壱萬圓

・3万円:参萬圓

・5万円:五(伍)萬圓

・7万円:七萬圓

・10万円:拾萬圓

*「圓」は「円」でもOKです。

 

★お札の入れ方★

中袋に入れるときは、上のイラストのように封筒の表側に肖像(人物)が来る向きで入れましょう。ちなみに、お祝い事で渡すお金は「新札」が基本です。

<よくある失敗…>

祝儀袋に関しては、こんな失敗が「あるある」なのでご注意を!

〔失敗1〕渡す直前になって新札がないことに気づく

直前になって焦り、「新札が出てくるまでATMからお金を引き出す」ということにチャレンジしたという話も聞かれます…。計画的に用意しておいたほうが安心ですね。

〔失敗2〕「豪華なほうがいい!」と思い金額に見合わない祝儀袋を買ってしまう

立派な祝儀袋に少額しか入れないのは、とても不格好なので気をつけてくださいね。市販の祝儀袋には金額の目安が書いてあることも多いので、参考にしてください。

 

 

祝儀袋と原則同じ♪出産祝いのマナー ~ものを贈る編~

友人関係であれば、現金ではなくベビー用品やおもちゃ・絵本などのプレゼントを贈るケースが多いですよね。

 

昔ながらのやり方にのっとるなら、プレゼントを包装して最後に「のし紙」をつけるのがマナー。水引のルールや表書きの書き方などは祝儀袋と原則同じです!

でも、特に友人向けの出産祝いの場合、のし紙付きではなくリボンがけをしてあるようなかわいいラッピングのほうが多い印象を受けます。相手が伝統的なマナーを気にする人かどうか判断できない場合はのし紙をつけておいたほうが無難ですが、かわいいラッピングでも失礼にはあたりません。

ただし、出産したばかりの家庭は同時期にたくさんのプレゼントを受け取っている可能性が高いです。のし紙をつけない場合も、必ず送り主名がわかるようにしておきましょう! メッセージカードを添えるなどして一言コメントを書けば、さらにお祝いの気持ちが伝わりますね。

インターネットで注文してそのまま相手に届くようにすることが多いと思いますが、ショップによってはメッセージカードを添えられないこともあります。その場合は、別途連絡をしておくとより丁寧です。

 

<よくある失敗…>

プレゼントについては、以下のような失敗が聞かれるのでご注意ください!

〔失敗1〕のし紙とリボン両方をかけてしまう

水引は日本の昔ながらのリボンのようなものなので、両方かけると二重になってしまって変…。通常はどちらかを選びます。

 

〔失敗2〕商品券を祝儀袋に入れて渡してしまう

金券は形状がお金と似ているので、祝儀袋に入れてしまう人もいるようです。でも、祝儀袋は現金を入れるものなので、原則商品券や図書券などは入れません! ケースに入れてのし紙をつけて贈ることが多いでしょう。

 

 〔失敗3〕ネット注文で領収書が同封されてしまう

インターネットで注文して直接配送してもらう場合、きちんと「プレゼント用」として処理されているかを必ず確認しましょう。領収書や納品書が同封されてしまったり、金額がわかる状態(値札が付いているなど)で配送されてしまったりすると一大事です!

 

 

お祝い事のマナーは複雑なように思えますが、一度わかってしまえば実はそれほど難しくありません。きちんと理解しておけば安心してお祝いできますね。ぜひ参考にしてみてください。

 

 


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